武野八景の最後の八番目は「金橋櫻花」で、場所は東京都小金井市と小平市でした。
これまでの八景それぞれの内容は、当時の風景描写や地理的感覚、そして歴史的な由縁やその地の行事や産物もあり、人々の息遣いなども窺える部分があって大変興味深く読みすすめました。
筆者峡南山人が選んだ八景各地を象徴する4文字の言葉、それを筆者はあれこれ悩んだはずと、当時の情景を想像しながらさらに現在のその土地の光景に当てはめると、見えないものまで見えてくるような不思議な感覚があります。
本誌の構成はこのあとに八景各地を描写した挿絵になっています。引き続きその部分の作業に入ります。視覚的な描写がさらにイメージを膨らませてくれます。