戊子は私 | 古文書サイトです。戊子サイトです。戊子=つちのえねでは古文書の基礎から上達まで、一般的な知識からその特徴やユニークなことまで、さまざまなページを作成しさらに追加しつつあります。このサイトによって古文書が身近になり古文書の楽しさ倍増になりましたら幸いです。2022年初夏からは江戸時代の武蔵野についての武野八景という書誌の解読を進めています。ホームから興味あるページをご覧ください。

古文書『戊子つちのえね
古文書サイト「戊子」へようこそ。古文書に興味のある方や古文書を学習中の方々、古文書に関することなんでもコミュニケーションできましたら幸いです。古文書を読むのは楽しく興味津々ですよね。(ご挨拶「戊子は私」を是非どうぞ。)
戊子は私

※スライドショーの手紙のご説明は中ほどに記しました。

☆ご挨拶

【古文書サイト「戊子」へようこそ。ご覧いただきありがとうございます。】
◯古文書を読むのは楽しい。興味津々です。
・古文書にはたくさんの歴史があります。学校で勉強する歴史的事実とは趣が異なります。それは小さな小さな個人的な日常的な出来事という歴史です。小さいですがそこには生身の人間の気配や感情が溢れています。書き手の息遣いや切迫したやり取りが直接感じられます。

・教科書の歴史は言わば大項目が要約された歴史で、古文書から読み取れる事実は個別具体的な生身の歴史、身近な歴史であると言えるかも知れません。個別具体的であるために却って迫力のようなものも感じます。

・例えば、慌てて書いた文書や哀願の文書、訂正の多い文書などからは、肉筆ならではの筆致から伝わる心情のようなものも感じます。それらをさまざま想像を巡らして読み取ることは楽しくもあり、また古文書の内容を正しく解釈することにもつながることと思っています。

・古文書の解読は難しい? いいえ! 学習の過程から次々と知識が蓄積しアップデートされていくことが新鮮です。古文書の時代の文化を思い浮かべながら、その当時の習俗に身を浸しながら解読する歴史は今までになかった感覚になるのではないでしょうか。その感覚が学習することの日々の喜びにつながると思います。新たな古文書を解読するたびに謎解きのようなワクワク感と、読み進めるごとに物語の展開を期待して解読に没頭するような、さまざまな面白さが湧いてくると思います。

◯この「戊子」サイトは、拙子が現役引退後にはじめた古文書学習から得た知識など、限られた経験の範囲にとどまっていますことを最初にお断りさせていただきます。

・解読を経験した古文書も江戸時代のものが主で、本サイトで述べていることは古文書通信講座で学習したこと、博物館等から古文書を収集、解読して得た知識、関連書籍から吸収した知識などがもとになっています。それらの学習後後に生じた拙子としての古文書へ思いや見解などを、あれこれないまぜにして書き連ねています。

・これらの知識は多くの媒体や場所から得たものが渾然融合しており、それらの個別の特定と典拠の紹介はかないませんが、具体的に引用させていただいた個所には出典を明らかにしています。

・学習内容の修得は道半ばでその理解もまた中途半端が多々あることを承知しています。その上での本サイトは、学習状況とその理解度の振り返りをしつつサイト訪問者のみなさまとのコミュニケーションを通じて、関連知識のブラッシュアップとともにみなさまへ何かしらのお役に立てる部分があればと考えた次第です。

・本サイトは当初ブログ的なスタイルを想定しましたが、さほど頻繁な情報追加はなさそうだとか、これも書きたいあれも載せたいと、あれこれ試みてこのようなホームページを開設しました。各ページの記事は拡充継続中ですので都度書き足し変更しております。予告なしの改変をご容赦ください。

【祖父の書簡発見がきっかけ】
◯祖父の古い手紙を発見したことが古文書沼に入るきっかけになりました。
トップページのスライドショーの古文書は祖父の手紙です。大正2年(1913年)のこの1通だけが遺っていました。これは拙子宅の朽ちた土蔵から偶然見つけたものです。見つけたからには読み解かなければと一念発起し古文書講座を受講しました。そして今では沼にはまりつつある?という状態になりました。

・土蔵は土台が腐り、傾き、穴が開き、何から何までが詰め込まれた2階の隅、そこは積年の埃などで暖かなネズミ達やケモノ共の棲み家、その塵埃や残留物がスコップですくう程に堆積した地層の中から見つかったのです。

・偶然というより奇跡的な発見でした。手にするの見るのも躊躇する状態でしたが、なぜこれだけがそこにという思いと何か必然的なものを感じました(大袈裟かな)。

・一部判読できた文字から祖父の名を目にしたからには、手紙全文を読まなければならない、自分が読み解いてこそだと、そのような具合で古文書沼への道筋が出来ました。(大袈裟ではなく)。その手紙はスライドショーでご覧のとおり、今は真っ白な紙に鮮明な筆づかいが浮かび上がるほどに綺麗にいたしました。

【「戊子」について】
◯戊子(ぼし=つちのえね)は拙子の干支です。ロゴは拙筆ですが自作しました。屋号にしています。
・古文書の勉強を始めたのは2016年春です。NHK学園古文書講座「はじめての古文書コース」を皮切りに「基礎」「応用」「解読実践」の各コースを受講しました。その後に関連する通信講座や検定試験も受けて、古文書関係の資格は次のとおりです。
・生涯学習1級インストラクター(古文書)
・生涯学習コーディネーター
・古文書解読検定1級

・まだまだ実力不足が甚だしく弱点解消が急務です。色々な古文書を探し読み、過去の教本を振り返り復習したりしている次第です。古文書の勉強は楽しいですが学ぶことは広範囲で奥深いです。

【拙子の故郷】
◯拙宅(生家)は山梨県北杜市です。旧甲州道中に面しています。
・江戸時代に定められた宿駅ではありませんが、いわゆる街道集落のような家並みが残る集落です。地元ではこの集落を今現在でも「宿」(しゅく)と呼称することがあります。近隣に「台ケ原宿」があった地があります。

・拙子は生家が面している道を「甲州街道」と呼ばずに、「」「」「甲州道中」「甲州街道」と呼称しています(リンク先ご参照)。

・甲州道中の甲府以遠の下諏訪までは信州往還とも呼ばれていました。現在の国道20号線ですが、子供の頃は単に“往還”と言っていました。トラックが頻繁に通るので危険な狭い砂利道でした。親の口癖は“往還に出るな”で、今思えばかなり埃っぽかったはずですが当時は何とも感じていませんでした。

・集落を「宿」と呼称することや、古文書の記載が「甲州道中」であることなど、自身が収集した古文書から生じた疑問は自身の手で納得させたい課題としています。

【「戊子」へのコンタクト】
◯古文書に関することはなんでも、仕事のご依頼や各種作業なども、コミュニケーションさせていただければ幸いです。

・「お問い合わせ」ページを設けておりますのでご利用下さい。
・コミュニケーションツールは下記URLです。
Website:https://tsuchi-e-ne.com(本サイト)
E-mail:komon-jo@tsuchi-e-ne.com
twitter:https://twitter.com/tsuchi_e_ne

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